トランプキングダム アイ (English: Trump kingdom i)†
2001年に発生したショートストーリー『トランプキングダム』の外伝に位置する『王国って食えるの?』(2003年発生)のリメイクショートストーリーである。『トランプキングダム』の世界観が完全に破壊されているため、シリーズとしては最早虚数レベル――アイシリーズ (English: i series) とも言える。







エース「知ってるか?今は受験シーズンなんだ」
クイーン「はい」
エース「どこになら受かると思う?」
クイーン「亜細亜大学です」
エース「冗談にしても何でアジアなんだ?」
クイーン「アジアっぽいからです」
エース「そうかぁ……でも現実はスーパーハーバードなんだよな。裏大学世界一の」
クイーン「はいはい」
エース「おい」
クイーン「?」
エース「作者から『トランプキングダム』の小説のデータが届いたんだが」
クイーン「トランプキングダムッテナンデシタッケ」
エース「しかも香水臭ぇ」
クイーン「誰か女の子を狙ってる?」
エース「お前しかいないな」
クイーン「……ところで、この『王国って食えるの?』という小説は、トランプキングダムという私達が主人公である小説を主としたアナザー小説です。どうアナザーかというと、作者が書いてきた全ての小説のキャラクターが、制服を着て高校生として現れるというものです」
エース「説明乙」
クイーン「乙なんて久しぶりに聞きましたよ」
エース「作者ってクイーン狙ってるの?」
クイーン「……」
エース「さて、ということで『トランプキングダム』を紹介しようかと思う。なお、何で俺だけこんなキャラクターなの?って位に、エースというキャラクターの同一性が破綻してるポイントに注意」
クイーン「はじまりはじまり~~」
エース「セクハラに耐え忍ぶクイーンだった」
クイーン「シ~~~~ッ」

―――――――
トランプキングダム 1話
ジャック「前説無しか!」
キング「やる気ないな……」
クイーン「これは興醒め……」

―――――――

エース「はい却下却下!!なんだこのファック小説!!!!」
クイーン「まあ、私がどういうキャラクターだったかという片鱗は見えましたが……」
エース「三行しか無かったから!!!!」
クイーン「三行でもまともな小説はあるのですよね……」
ガラガラ
ジャック「これは小説じゃない小説だ
クイーン「はいはい」
エース「せやな」
クイーン「作者は小説を読んだことないんだって」
ガラガラ
作者「あるから!読んだことあるから!」
クイーン「?」
ジャック「何を?」
作者「ドグラ・マグラを途中まで
クイーン「あっ……察し」
作者「何が察しなの!!!!????」
クイーン「うわ…」
ジャック「すごい」
作者「何でお前らそんなに冷たいの!!!!????親には優しく!優しく!!!!」
クイーン「親じゃないない」
ジャック「嫌な血筋だな」
作者「とくにクイーン!なんでそんなに人が傷付く様なスラング連発するの!!!!????『トランプキングダム』ではそんな子だったっけ????????」
クイーン「その時はそんな事言わなかったかもしれないけど……」
ジャック「いいじゃんいいじゃん」
作者「何押されてるの?????????お前らってそんなに弱いの?????????」
クイーン「はいはい」
作者「何がはいはいなの?????????お前達は子供でありながらワイの前でハイハイしたことないじゃん!!!!生まれたときから大人だったじゃん!!!!!!!!!」
クイーン「はいはい」
ジャック「うざがられてるんだよなぁ」
バタン
作者は去っていってしまった
クイーン「はぁ……」
エース「クイーン今日二ヶ月分は働いたんじゃね?」
クイーン「さすがにそこまでではないですが」
ガラガラ
氷「ジュースを持ってきたぞ」
直「ドクターペッパーってどこに売ってんの?」
クイーン「はいはい」
氷「何がはいはいなんだ?」
バタン
クイーン「はぁ……」
エース「お疲れさん」
クイーン「やぁ……疲れました」
エース「しかしそんな体力でやっていけるのか?」
クイーン「やっていけます~~」
ヨロヨロ
バタン
ジャック「服汚れるぜ」
クイーン「汚れてもいい」
ジャック「家に帰ったら誰かが洗ってくれるのか?」
クイーン「いえ……」
ジャック「家だけに」
クイーン「何言ってる不明」
ジャック「クイーンは倒れてしまった」
クイーン「倒れもする~~」
ガラガラ
氷「トマトジュース持ってきたぞ」
直「アセロラ持ってきたわよ」
クイーン「何の話!!!?私生理じゃないから!!!!」
ガラガラ
氷「生理じゃなかったのか?」
バタン
クイーン「ハァッ……ハァッ」

ジャック「空気の読めない奴等だ」
エース「……ふんふんふーん」
クイーン「生理の何が悪いの!!!!?ただの女の子のための日でしょ!!?生理が無ければ赤ちゃんを産めないんだよ!!!!!?」
チュッパチャップスを落とすエース
エース「今日は一味違うな……」
ジャック「こんな日があっても良い良い」
クイーン「ハアッ…ハアッ」
エース「……ところで2chを見てるんだが」
ジャック「2chとか……」
エース「2chはどうしようもない奴が多いから面白いんだよ」
クイーン「私の事!!??」
ユサユサ
エース「やめれ、まじで違うんだ」
クイーン「なんだ」
ジャック「2chねらーは適当すぎるんだよなぁ。俺達高校生を見習え」
エース「いや、奴らは見習わなくていい。どうせ、見習えない、オンリーワンみたいな存在」
ジャック「ナンバーワンにならなくてもいい元々特別なオンリーワ~ン」
クイーン「子供が大人へ見習えなんて言うな……!年功序列の無視だぞ……ッ!」
ジャック「年功序列なんて信じてるの?」
エース「悪いけどトマトジュース辺りからおかしくなったな」
クイーン「生理じゃないから!!!!!!!!!」
ジャック「クイーンネエチャンウソツカナイ」
エース「すまんすまん」
クイーン「生理と思われたら困るから必死になっただけよ!!!!!!!!!!!!!」
ガラガラ
氷「ファンタぶどう味持ってきたぞ」
直「Qooぶどう味です」
クイーン「なんで敬語なんだよ!!!!!!!!!!!お前らが怯えるから、こいつらが本気にするだろうが!!!!!」
ガラガラ
直「クイーンちゃん、生理中は……痛ッ」
バタン
クイーン「ハアッ…ハアッ」
ジャック「ぶどう味とか……」
エース「あいつら血を見慣れとるな」
ジャック「どういう機会で?」
エース「そりゃあお前……ヤクザ」
ジャック「ゲームでも体験できるだろ」
エース「まあ、それもそうだが……しかし葡萄とまでは見たことないナー……」
クイーン「私が葡萄みたいにムチムチしてるっていうの?確かに全身血流がいいけど」
エース「寧ろそれは新解釈だ」
ジャック「寝てなさい」
クイーン「……誰と?」
ジャック「……俺と」
エース「性的若輩者はあっち向いてるわ」
ジャック「優しくするから」
ガラガラ
氷「君達まだ若いんだから止めろ!ヤクルトを持ってきたぞ」
直「……ピルクル
クイーン「小せぇーーーーっ!!!!ジャックのってそんな小さいんかい!!!!」
ジャック「ガーン」
ガラガラ
直「自分達から閉めました」
バタン
ジャック「待っててクイーン姉ちゃん、今から大きくするから。エース、掃除機はないか?」
エース「諦めなさい」
クイーン「小さい○○○とか……」
ジャック「なんとかしてミルクセーキ程には大きくしたいんだけれど」
エース「いねーよそんなの」
ジャック「エースのは……?」
エース「……」
クイーン「エースさんのはどれ位なのかな?」
エース「
クイーン「は?」
エース「だが何か」
クイーン「私の今のクリトリスですら御寿司の醤油積め位大きいのデスガ……」
エース「よくわからないがお前が食生活に関して可哀想なのは分かった」
ジャック「でけー」
クイーン「回転寿司は豪華でしょうが」
エース「当社比だ」
ジャック「ああ、2chな」
クイーン「ニチ?愛液ディスってんのかコラ」
ジャック「ディスってないから」
ガラガラ
氷「トマトジュースで~す」
直「アセロラです」
クイーン「もういいから!!!!お前ら寒いんだよ……!!寒い……!!」
ガラガラ
直「今日のクイーンのパンツは苺パンツです……痛い」
バタン
クイーン「ハアーッ……ハアーッ……!!」
エース「ホ別苺って奴か?」
クイーン「何がホ別苺じゃっなんくるないさーじゃ!!!!!!!!やるんやねんかたっ!!!!!????ムチでしばいてやるからぁ!!!!!!!!」
エース「何語やねん」
クイーン「ハアァァァ……!!温まってきた……!!」
ジャック「ブロリスト……?」
クイーン「お前ら二人まとめてかかってこいや、ムチで返り討ちにしてやる」
ジャック「聞仲?聞仲なのか?」
エース「マニアック過ぎるわ。ていうか逆撫でに聞こえる言い方ヤメロ」
ジャック「マニアックじゃないだろ」
クイーン「なんでムチ持ってるのかって言っただろ!!!!!!!!!!!!!!!」
エース「言ってない言ってない」
ジャック「いつものクイーン姉ちゃんは持ってないんだよなぁ」
ガラガラ
ビショップ「ハロー」
ジャック「今は止めておいた方がいいぞ」
ビショップ「?なんで?」
クイーン「びしょっぴ……どうしよう……疲れたよぅ……」
ビショップ「?先輩、休みましょう」
クイーン「何指図してる訳……?」
ビショップ「え」
クイーン「何指図してんのかって言ってんの殴るぞコラ」
クイーンの鉄拳を軽々避けるビショップ
ビショップ「パンチに慣れてませんね先輩、私もですが」
クイーンが仰向けになりビショップがクイーンの上に座ってしまう
クイーン「…………ウアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!犯して!!!!!!!!!私を犯して止めて!!!!!!!!!!!びしょっぴイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!」
ビショップ「エースさん、ジャック君……見損ないましたよ。彼女を一寸も早く救急車に電話しないなんて……。しかし……これで存分……クイーン先輩を犯すことができます♪♪」
エース「いや……救急車って言っても……なぁ?」
ジャック「実際のところなかなかそーいう判断は思い付かない訳で……」
ビショップ「クイーン先輩♪♪♪♪今すぐ楽にしてあげましゅからね♪♪♪♪え~~~♪♪♪♪まず、乳酸菌入りヤクルトをクイーンさんの膣内に注いで、次にプリン体と戦う乳酸菌PA-3を膣内に入れて、次にR-1を膣内に入れます……♪」
トクトク
ビショップ「へ、へ……次に、持っているだけの大人の玩具をクイーンさんの膣内に押し込んじゃいましょう……♪これはクイーンさんに触発された玩具達……おっと、スマホでユーストに配信を忘れずにっと♪その前に、サフランをクイーンさんの膣内に入れて……と♪」
サー……ッ
顔が青ざめていくエースとジャック
エース「戦犯お前になるんじゃ……」
ジャック「女怖ぇ……」
ビショップ「いやぁ、クイーンさんのコラっていうまるでヤンキーみたいな台詞と鉄拳が、もう可愛くて可愛くて……♪♪子宮がドロドロになっちゃいました……♪♪」
氷「……これはもうジュースを出せないな……」
直「私たちにとってはオアシスで見る水の様なものね……」

クイーン「オギャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!アアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
ビショップ「乳首や乳房を軽く切り刻んで……と、乳首にカマンベールチーズを充分に塗り込んで……吸引ポンプをパフッ……と。ちなみにこの吸引ポンプは、自動化されているので、勝手に動きます♪♪」
ビショップ「手に残ったカマンベールチーズは、勿体ないので、クイーンさんの尿道付近やクリトリスに塗り込んで……」
エース「猟奇だ猟奇、むしろ警察に相談しよう」
プルルルル……
ジャック「血の水溜まりが出来てるんだけど……」
ビショップ「あぁ……♪つい全身を切り刻んで、血管からカマンベールチーズを流し込んでしまった……♪♪♪♪キナコも沢山入れちゃいましょう…………♪♪♪♪」
クイーン「オギャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!オギャアアアアアアアアアアアアアアアアアア…ア……こいつを、こいつをやれェーーーーーーーーーっっっっ!!!!」
ぷちゅちゅちゅちゅ
クイーンが壁に届く程長い潮吹きをしてしまう
ビショップ「先輩、全身に痕が残るまでは深く切り刻んでいないですよ。複数のバイブが落ちてしまいましたね。もう一度、プリン体と戦う乳酸菌PA-3を入れて、R-1の乳酸菌を入れて、ヤクルトの乳酸菌を入れて、サフランを自己主張のとっても強い子宮口に通しますね♪」
ビショップ「先輩、もう一回、殴るぞコラって言ってください♪欠陥品みたいな印象がしましたわ♪頭がおかしいという印象です♪」
クイーン「オギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!うわああああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!」
ビショップ「……おや?先輩が産む側なのですよ?これだけ安産に向いていると初心者でも分かりそうなまんまるな子宮口を突き出して、サフランを簡単に逆出産しておきながら、赤ちゃんの真似をするのですか?」
ビショップ「私におちんちんが付いてたら、まず五つ子位は孕んでもらってますわ……♪次からはブーメランになりそうで怖いですが、寄生虫も常備します♪」
エース「あわわ……警察はよ」
ガラガラ
カルルク「警察来たぞ」
ルート「先輩達、もしかして、私達のチャンバラが未完だったから、姿勢を引き継いでくださってるのですか?」
クイーン&ビショップ「実はそうなんだ♪」
作者「おおお^~~~……なんて健気な子達なんじゃあ^~~~」
ジャック「どんなチャンバラなんだよ」







ジャック「眠いんだよぉ眠い」
クイーン「で?」
ジャック「一緒に寝よう」
クイーン「カエリマスサヨウナラ」
そういうとクイーンは去っていった
ジャック「眠たすぎて突っ込む気も起きないぜ」
エース「ハロー」
ジャック「エース君枕を持ってきなさい」
エース「ハロー過ぎね?」
ジャック「俺にとってはミッドナイトなんだ」
エース「お前はよく深夜とか言うけど時刻は朝だったり昼だったりするよナー」
ジャック「そうなんだ。深夜なんだよ」
エース「時間が二つ流れてるのかお前は」
ジャック「そうじゃないんだけどぅ」
エース「せやな」
ジャック「俺、寝る」
エース「じゃあな帰るわ」
ジャック「え?何で?」
エース「容疑者にされたら堪らん」
ジャック「何のだよ!」
そういうとエースはどこかに行った
ジャック「寝る~~」
突然現れるクイーン
クイーン「サーカス先生が呼んでるわよジャック」
ジャック「寝う」
クイーン「涎垂れてる」
ジャック「眠いんや」
クイーン「し、知らない」
ジャック「サーカス先生か…どうせ惑星エアデールを救ったんじゃなくって、本当は、エストジルオーネ星を救ったんだって、訂正したかったんだろ?」
クイーン「そういうこと言ってた」
ジャック「伏線の回収だな、寝る」
クイーン「私まで眠くなってきちゃったじゃない」
ジャック「俺を受け止めて」
クイーン「床にどうぞ」
バタン
ジャック「ぐー、ぐー」
クイーン「なんだか眠い」
テルト「やあクイーン様」
クイーン「はっ!貴女は、割と最新の小説に出てきた、一瞬で倒されたキャラねっ!」
テルト「能力すらはっきりしなかったですね」
クイーン「という冗談はおいといて、そろそろ私達のクラスの授業が始まるんだけど…」
テルト「始まるんだけど?」
クイーン「眠いわ」
テルト「なんだか女の子の香りがかなりするんだけど」
クイーン「生まれつきだし」
テルト「自慢なのか?」
クイーン「自慢じゃない」
テルト「様々な要素が統合されての女の子の匂いだね」
クイーン「いい匂いばかりは取れませんなぁ」
テルト「いい匂いに対する脱臭剤って斬新だな
クイーン「んむ」
テルト「ところで、なんで眠たいの?昨夜なんかした?
クイーン「何も」
テルト「にしては女の子の匂いが強いな」
クイーン「生まれつき」
テルト「自慢かな」
クイーン「自慢じゃないし」
テルト「眠ればいいんじゃない」
クイーン「寝ようかなぁ」
テルト「寝よう」
クイーン「受け止めて!」
テルト「床へどうぞ」
バタン
クイーン「くー、くー」
テルト「なんてあられのない姿……女の子の匂いが淫らに舞うわね」
突然現れる楽兎
楽兎「お前……俺の餡パン返せ!」
テルト「あら?何の事かしら?」
楽兎「今に及んで言い訳しやがって!斬る!」
テルト「あら?威勢がいいわね?おねえちゃんは?フォールス・バリアー」
テルトの周囲に意味不明の形状をしたバリアが張られる
楽兎「チッ!うぜぇ!」
テルト「おほほ…ていうか、お姉ちゃん抜きで私にどうやって勝つ気なの????クリトリスの献上かしらぁ????」
部室の外で声が聞こえる
ルーク「餡パン盗ったノ……」
ビショップ「女の子が餡パンとかぁ…………」
ナイト「あまり感心できませんね…………」
テルト「…………」
楽兎「餡パン返せって言ってるだろうが!!」
テルト「それにしても…………なんだか眠気が…………」
楽兎「如意刀刃!!」
テルト「くっ…………フォールス・レーザー」
バリアーから出る意味不明の曲線が楽兎を襲い貫く
ガシャン
壁に向かい飛ばされる楽兎
楽兎「…かはっ」
ビショップ「…………ていうか、あの技を使ってたら本編でもうちょっと抵抗できてたんじゃ…
ナイト「この小説は本編ではないと?」
ルーク「これはあくまでもお祭り小説だナ」
テルト「これはギャラリーではないわよ」
ビショップ「ほい、帰ります」
ナイト「餡パン等私の辞書にはありません」
ルーク「餡パン盗むなよ」
かえってゆくギャラリー
テルト「んん……眠たいわ」
突然現れるトレノ
トレノ「テルト、君何やってるんだ?」
テルト「何って、私、眠たいんです」
トレノ「餡パン盗んだのか?」
テルト「言うまでもないことだと思ってましたが、身に覚えがないです
トレノ「君に餡パンは似合わないからな」
テルト「あれ?トレノ様、私を落とす気ですか?恋愛工学ってやつですか?」
トレノ「うーむ、私は色を仕掛ける方ではないんだ。仕掛けられる方でね」
テルト「私もです。なんだかもてるんですよ」
トレノ「私はもてないが。仕事一筋だからかな」
テルト「なんだか私眠たいんです。寝ていいですか?」
トレノ「女の眠りは妨げねぇ」
テルト「……くー」
トレノ「一瞬で寝てしまったな……不眠症に近い私とは違う」
テルト「くー」
トレノ「とりあえずデスクの下に隠そうか……彼女はレイディだしな」
ガラガラ
カルハ「こんばんはっす」
トレノ「君は超最新の小説に出てきた主人公……」
カルハ「ちーっす」
トレノ「ていうか、君は中学生なんじゃ?ここ高校だよ?
カルハ「中学生も高校生も精神的にはそんなに変わらんわ」
トレノ「ノンノン。高校生はアダルトだ」
カルハ「私、精神年齢は高いって言われるよ」
トレノ「それなら君も高校生だな」
カルハ「高校生だってセーラー服じゃん」
トレノ「高校生の方がアート的に大人びてるんじゃないかな。分からんのだが……」
カルハ「……ところでトレノさんはどうやって戦うんですか?私と闘います?」
トレノ「やめた方がいいよ。君の本編であるヴァイスヒムメルと、私達の本編であるバールディスティニーでは、パワーバランスが違うから。それに、私は一応ボスだ。闘ったら君はただではすまない」
カルハ「そうですか。まあ、私おじさんは趣味じゃないです」
トレノ「何の話かな……
カルハ「売春。私はやったことないけど」
トレノ「……」
カルハ「トレノさんはやったことありますか」
トレノ「女が寄ってくるんだよ。私には」
カルハ「ごくっ……なるほど」
トレノ「大人の世界の話だ……ところで何だか眠いな……」
カルハ「靴底で睡眠スプレー噴射しちゃいました」
トレノ「何でそんな事を……まあいたいけな女子中学生のやることだ……大目に見よう……」
カルハ「眠たそうですね。睡眠は妨げませんよ」
トレノ「……う~む……」
バタッ
カルハ「デスクの下に隠しておくか……あっ!既に女の人がいるし!両親のセックスを思い出したわ!」
ガラガラ
タナトス「何だぁ?何で女子中学生が?」
カルハ「あなた、変質者?」
タナトス「フン、生意気な女だな。犯してやる」
カルハ「……きゃあーーーーーーっっ!!!!」
学校中に鳴り響く悲鳴
ガラガラ
ビショップ「何だ何だ」
ナイト「……警察、呼びました」
ルーク「もう安心だゾ」

そしてタナトスは捕まってしまった
クイーン「タナトス先輩って案外弱いのね」
エース「相手警察だぞ?強いも弱いもあるか」
クイーン「そうなんですがぁ」
カルハ「あのぅ、クイーン先輩、ありがとうございました」
クイーン「私じゃないです」
カルハ「はっ……すみません、あの時は動揺してまして、誰が誰だか分からなかったんです」
エース「……俺は神だ」
クイーン「え?」
カルハ「エース先輩って神なんですか?」
エース「ネットで80カ月連続配信して神になった」
クイーン「それは神というか髪なのでは……抜け落ちた髪的な意味で」
エース「ふと、萌え中学生が主人公のギャルゲを思い出していた」
カルハ「エース先輩すげー」
クイーン「ところで、カルハちゃんは何年生?」
カルハ「一年生です」
エース「見たことないナー」
カルハ「年齢を偽って入学する事に決めました」
クイーン「どういうことナノ……」
カルハ「私、おっぱいの大きさには自信があるんです。エース先輩、脱がしてみてください」
エース「開いて、咲の、のどっちが出てくるのか?」
カルハ「……ブラジャーなら……」
クイーン「開いていいかな?」
カルハ「どうぞ」
クイーン「エース先輩はちょっとあっち向いててください」
エース「おk」
クイーン「いきますよぉ……っていうか恥ずかしくないの?」
カルハ「?はい。私、大人ですから」
クイーン「では、えいっ」
カルハのシャツと一緒にブラジャーも上げるクイーン
カルハ「……」
クイーン「おお……純粋ないちごが二つ……」
エース「いい匂いがするんだが」
クイーン「今振り向いたら犯罪ですから。元気な乳首いじめちゃおーっと」
撫で撫で
カルハ「……んっ。クイーン先輩、何がしたいんですか?大人げない顔して」
クイーン「おお(ハァ)、いちごがふっくら(ハァ)と成長して……」
カルハ「……?」
クイーン「もうちょっと乳首ちゃんをいじめちゃおう」

撫で撫で
撫で撫で

撫で撫で
撫で撫で

カルハ「あっあっあっあっあっあっあっあっ
エース「音だけのAVかこれわ」
カルハ「イクイクイクイクイクイクイクイク
クイーン「とどめは指してあげませ~ん」
ピタッ
カルハ「……?全然動じませんが
クイーン「せやな」

撫で撫で
撫で撫で

ピタッ

撫で撫で
撫で撫で

ピタッ

撫で撫で
撫で撫で

ピタッ

撫で撫で
撫で撫で

ピタッ

カルハ「……」
クイーン「乳首つん」
つん
カルハ「……早く私を虐めてええええええええッ!!!!きゃあーーーーーーーー
内股になりながら放尿し出すカルハ
ガラガラ
ビショップ「こっちだこっちだ」
ルーク「何やら女の子の匂いガ…………」
ナイト「……警察、呼びました」
そうしてクイーンは捕まってしまった
ジャック「クイーン姉ちゃんって意外と弱いんだな」
エース「何が?」
ジャック「警察を惑わすだけの色気が」
エース「あいつに色気はない
ジャック「意外とって言えばあるように見えるけどやっぱないよな」
エース「あいつは十中八九、今刑務所で女にセクハラしてる」
ジャック「せやな」
カルハ「感じてはいなかったんですが」
エース「せやな」
ジャック「お漏らしから甘い匂いがしたと聞いたぜ」
カルハ「いちごタルトを食べましたから」
ジャック「オープン過ぎだろ」
エース「もうちょっと乙女らしくしないと処女が危険だぞ」
カルハ「どうして処女って分かったんですか!きゃあーーーーーーーー」
ガラガラ
ビショップ「こっちだこっちだ」
ルーク「またか」
ナイト「……警察、呼びました」
そうしてエースは捕まってしまった
ジャック「我がトランプ学園釣り選手権世界王者かもな」
カルハ「釣りって何だ!」
ジャック「怖っ」
ジョーカー「知ってるかい?性の悩みはトランプの悩みによりも安定しているんだ」
ジャック「何言ってる不明」
ジョーカー「悩みに乗る、則ち問題に乗ればロイヤルストレートフラッシュなのさ」
ジャック「そういえば意外とエースって弱いんだな」
ジョーカー「何がだい?」
ジャック「萌えキャラのストック」
ジョーカー「そんなものいくらあっても警察は萌えない訳だが
ジャック「そうかな。総当たりならありえるかもだぜ?」
カルハ「萌えって何ですか?」
ジョーカー「二次元キャラへの恋と現実に居ればいいという欲望、欲求を兼ねているのさ」
カルハ「何その定義……きゃあーーーーーーーーー!!!!」
そうしてジョーカーは捕まってしまった
ジャック「ジョーカーって意外と弱いんだな」
キング「何がだ?」
ジャック「ファッションセンス」
キング「あいつにファッションセンスを求めてはならない。白飯に魚を乗せただけの料理に牛丼を求めるようなものだ」
ジャック「なるほど~」
カルハ「私料理得意ですよ。チームワークでチームをまとめるのが」
ジャック「はっきり言ってまとまるどころか分かれてるんだけど」
カルハ「私はさしずめ白ご飯かな」
キング「俺はとろろ精液だな」
ジャック「そして誰もいなくなった」







ガラガラ
ビショップ「はっ、誰もいない……」
ジャック「この部室が美術室になるって聞いて屋根裏に隠れてるんだ」
ビショップ「なるほど、お先真っ暗ですね」

キーンコーンカーンコーン
エース「マジで絵を描くのか?美術1だったんだが」
クイーン「私も美術1でした……」
キング「というかお前の裸の絵が出回ってなかったか?
クイーン「私はもう少し痩せてますので……」
キング「なるほど、捏造だったのか」
クイーン「作者は捕まりました」
ジョーカー「僕も美術1だったんだよね……」
ジャック「俺も美術1」
キング「俺は美術4だったが」
エース「1に棒を二つ付け足しただけだよな?」
キング「……まぁな」
ジョーカー「何故こんな部室が美術部に……」
ジャック「謎は深まるばかりである」
キング「お先真っ暗だな」
ジャック「とりあえずデッサンでもしよう」
キング「何をデッサンする気だ?白紙のキャンパスをデッサンするのか?
ジャック「」
キング「デッサン狂わないな。お前は狂ってるけど
エース「納期はどうすればいいんだ?」
キング「納……期……?」
ジョーカー「描いたぞ」
クイーン「う、上手い」
ジャック「うめええ」
キング「お、いきなり状況を打開したな」
エース「なんだこの絵は……」
クイーン&ジャック&キング&エース「実物そのもの……!」
ジョーカー「と思うだろ?これって写真なんだよ」
キング「なんか色々大丈夫?」
クイーン「フィクションらしい描画と時間の比かと思えば……」
ジャック「丸描いてちょんっていう歌があったしそれに習うか」
クイーン「友達の間でも描けなかったな……はぁ」
キング「論文に出せそうな図形が描けたな」
ジャック「消しゴムを使えばどうにでもなる」
キング「何で丸を描くのに数字の8を描いたんだ?」
ジャック「絵って難しい~~」
ガラガラ
ビショップ「おっ、捗ってるな」
キング「ビショップとクイーン全裸になあれ。女達は俺達の被写体になるべきだ」
ビショップ「警察ですね、分かります」

ピーポーピーポー
ジョーカー「あいつ女の裸体を見たかっただけなんじゃないか?
ビショップ「言わずもがな」
クイーン「いやぁ唐突で驚きました」
エース「絵だけにエ~~~って感覚だな」
ビショップ「先輩寒いって分かってます?」
クイーン「暖房を付けましょう」
ピッ
ジョーカー「ところで絵という漢字を分解すると糸+会なのだが」
ビショップ「はぁ~~。何の役にも立ちません」
ジョーカー「そうか?古典的な漢字は分解するに値するのだが」
ビショップ「では先輩描いてみてください」
ジョーカー「描いたけど」
ビショップ「小並感な絵ですね」
ジョーカー「もうちょっと褒められないのか」
ビショップ「仕方ないですね、美術5の私が御享受致しましょう」
クイーン「なっ、イレギュラーだぞびしょっぴ」
ジョーカー「描いてみてくれ」
ビショップ「ハ~イ」
ジョーカー「これは……エロ画像!!上手いけど」
クイーン「警察ですね、分かります」

ピーポーピーポー
エース「やたら上手いエロ画像だけが残ったな」
ジャック「人間たまには目を閉じ耳を塞ぐ事も必要」
ジョーカー「部屋の隅に移動させるか」
エース「描きたい萌えキャラを考えてる」
クイーン「ルル子ちゃんでいいのでわ」
エース「俺はルル子派ではない」
クイーン「では何派なのですか?」
エース「でじこだ」
クイーン「頭が痛いです」
ジョーカー「描いたぞ」
クイーン「これは一体……
ジョーカー「自画像だ」
クイーン「美少年ですが所々人間ではないような気がします。まぁなれる様に頑張ってください……」
ジャック「描いた」
クイーン「これは一体……」
ジャック「クイーン姉ちゃん」
クイーン「両親に虐待された子が描く様な絵になってるけど」
ガラガラ
ナイト「美術5三魔騎士の一人がやられた様ですね……クックックッ……」
ジョーカー「またきたぞ」
ナイト「貴方達の血の雨で一つのキャンパスに貴方達の家族を描いても宜しいのですが……」
ジョーカー「悪趣味な奴だな……描いてみろ」
ナイト「描きました」
ジョーカー「これは……グロ画像!!上手いけど」
クイーン「警察ですね、分かります」

ピーポーピーポー
エース「芸術的なんだろうが普通に気持ち悪いな」
クイーン「精神病院行きのようです」
ジョーカー「部室の端に移動させよう」
エース「奴らの存在が美術部としか言えん」
ジャック「描いた」
ジョーカー「1,2,3,4,5人……某アイドルグループかな?」
ジャック「仲の良い二人組」
ジョーカー「世界の闇に触れたような気がするよ」
エース「俺は萌えキャラを考える過程だけの幽霊部員になるぞ」
クイーン「描きました」
ジョーカー「ふむ。……うわぁ」
クイーン「何!?何何!?」
ジョーカー「トラウマでも持ってるのかい?」
ジャック「怖すぎ~~」
クイーン「う、う~~ん……褒められてるような感じもするなぁ……」
ジャック「メンヘラ?」
エース「怖いだけだぞ」
クイーン「内面を見られている様で嬉しい様な……」
エース「俺達を顔面蒼白に塗ってどうする」
ガラガラ
ルーク「HELLO。俺が真の美術5三魔騎士というものだヨ。最後の一人、倒せるかナァ?」
ジョーカー「なんだこいつ、裸だ!」
クイーン「警察ですね、分かります」

ピーポーピーポー
ジョーカー「美術っていうのはろくな物じゃないというのが分かった一日だった」
クイーン「私は皆さんの絵が見れて満足です」
ジャック「描き出す事がポイントというのは分かった」
クイーン「奇麗な日でしたね、色んな意味で」







ジャック「両手に持ったつまようじ」
クイーン「ワイの絵と小説見てや」
ジャック&クイーン「分かったか」
エース「なんなんだ???????
ジャック「分かったか」
クイーンが胸ポケットからつまようじを取り出し、でからあげクンに刺す
クイーン「ていうか何で私が関西弁を?」
でからあげクンが消費され空っぽになる頃には、最早部員として機能していないと言える部員が全員集まっていた
ジャック「分かったか」
エース「何を分かれって言うんだ」
ジャック「女へ」
クイーン「自分?」
ジャック「分かったか」
クイーン「?」
ジャック「分かったか」
クイーンがジャックにつまようじをひょいと刺す
ジャック「分かった。唐突に人の額につまようじを突き刺す鬼がいるという事を」
そうしてジャックは心なしかかつてないほど頼りないサイレンと共に救急車で運ばれた
ピェーポォォーピェーポォォー
キング「逆に頭が良くなって帰ってくるんじゃね?奴にはネジが必要だった」
クイーン「脳に刺さってましたケド」
キング「人生山あり谷ありだ。あいつは滑り台が好きだからいい」
クイーン「良くない様な……」
エース「それはそうとでからあげクンって旨いのか?」
クイーンが夏の制服に備わっている胸ポケットからつまようじを取り出す
クイーン「美味しいですよ」
円を描く様にくるくるとクイーンの差し出した指が回る
エース「じゃあ食ってみてもいいな。食わなくてもいいが」
クイーン「太りますよねぇ」
エース「そもそも太らない体質だ。でからあげクンも、ぶっちゃけキャッチボールをするための物だと捉えている」
クイーン「それ勿体ないですよ」
ジョーカー「博打ってものが分かってないね…落とす事にスリルが生じるのさ」
クイーン「メリットは?」
ジョーカーが人差し指を上げる
ジョーカー「落とした方が食べるのさ。ドS感が養われる」
クイーン「うわ……」
エース「やった事は無いけどな、ていうかルールを初めて聞いたぞ」
ジョーカー「ふっ……今ゲームのルールを作ったのさ」
クイーン「汚いですよそもそも」
ジョーカーが目をギョッとさせる
ジョーカー「そ、そうかい」
クイーン「まだ泥遊びの方が衛生的じゃないですか」
エース「泥遊びなんて今時ないっつーの……代わりにネット社会で精神を泥にする遊びが流行っている」
キング「お前なんかネットで黒歴史あるの?」
エース「チノちゃんに関して論文を書いたら特定されただけだ」
キング「まあ、そういう事もあるさ。ドンマイ」
クイーン「男の子も泥遊びしないんだ……」
ジョーカー「インドアが面白いからね」
クイーン「ドールの野外撮影もアウトドア??」
ジョーカー「アウトドアだね」
クイーン「なるほど」
クイーンは唖然として凍り付く
エース「女向けのゲームは無いからナー……」
ジョーカー「あるが発達してないと思うね。何故なら女心が無視されてるからだ」
クイーン「そうですねー……ネットは、するんですが。ドールの野外撮影が楽しくて、つい……」
ジョーカー「野外活動は悪い事じゃないんだよ。ほら、SMバーも外にあるだろ?外で培う遊びも確かにあるんだ」
エース「お前SMバーになんて行くのか……」
ジョーカー「幼児の頃にSMバーで可愛がられてそれっきりさ……ふっ」
クイーン「うわ……」
エース「とりま、でからあげクンの売っているローソンまでアウトドアするぞ」
クイーン「行きましょう」
ジョーカー「何だその反応わ」
クイーン「塩対応ですよ」
キング「何気にきつい言葉を出すなよ」
そうしてエース達は、まだ生徒が下校する気配の無い学校を出て人の通る隙間も少ない街を歩きローソンに着いた
エース「涼しいな……髪も涼しい」
ジョーカー「エース、君ハゲた?」
エース「髪の細部まで届く寒気という意味だが」
クイーン「ハゲたんですか?未来も涼しいのでは」
エース「人の未来を勝手に涼しくするな」
ジョーカー「でからあげクン4つもないな」
ジョーカーが発見した様に陳列棚は空っぽである
クイーン「一つも無いんだ……」
ジョーカー「こういう時は作ってもらえるんだよ」
クイーン「作ってもらえるの?なんだかカワイイ」
突如雰囲気が黒に包まれる
ジョーカー「ローソンの鬼とはこの僕の事さ……全く可愛くないよね」
エース「急にシリアスになるなよ……自慢にならない事の裏返しだろ」
ジョーカー「ローソンの鬼、セブンの魔、ファミマの悪と呼んでくれたまえ」
クイーン「よく分からないけど警察に電話します」
ピッポッパ
騒動の中で警察に連行されるジョーカー
ピーポーピーポー
エース「でからあげクン作ってくださいって言えばいいのか?罰ゲームじゃないんだぞ」
クイーン「そんな些細な事で恥じてる場合じゃないでしょ先輩」
エース「俺が恥みたいな言い方止めろ」
クイーンが左手を大きく上げ身を乗り出す
クイーン「あのぅ、でからあげクンを3つください~~」
店員「はい~~30分ほど掛かります」
エース「コンピューター雑誌を読むか」
クイーン「エース先輩、コンピュータに堪能なんですか?」
エース「萌え四コマが基本だ」
クイーン「心細い反応」
エースがクイーンをチラッと見る
エース「俺に何を期待してるんだ?コンピュータを犯すとかか?」
クイーン「いえ、セキュリティはちゃんとしてるのかな、と」
エース「まあそこそこやってるが」
クイーン「プログラミングは?」
エース「まあそこそこ……」
クイーン「それならいいんです」
エース「お前まさかBL画像欲しさにハッカーになったのか」
クイーン「違います」
キング「中途半端は良くないぜ。コンピュータは皆友達。お前達とコンピュータは友達。コンピュータは友達
エース「そうだ。中途半端は良くない。具体的に言うと、萌えるか萌えないか、だ」
クイーン「でからあげクンはどうなったのかな……」
エース「でからあげクンってうんこだろ?」
クイーン「え」
エース「うんこだろ。完全に」
クイーン「あの、とりあえず警察に電話しますね」
騒動の中で警察に連行されるエース
エース「冗談だから!」
ピーポーピーポー
キング「うんことも言えないこんな世の中じゃ。ポイズン」
クイーン「でからあげクンはまだですかね……」
キング「そろそろ30分だが」
店員「でからあげクン出来上がりましたー」
クイーン「アリガトウゴザイマス」
キング「あ~んして」
クイーン「嫌ですよ。そもそもキング先輩って、被り物を被ってるじゃないですか……口がありませんよ?」
キング「……」
クイーン「……仕方ないですね。あごを上げてください。でからあげクンを入れますので」
クイーンがでからあげクンをキングの被り物の中に強引に入れる
キング「あっ、あっ、熱い」
クイーン「情けない声を出さないでくださいよ」
キング「いや、まじで焼ける……俺が、でからあげクンになる
クイーン「もう少しで口に届きます」
キング「あっあっあっあっ」
クイーン「男らしくしてください」
キング「あっ、あっあっあっあっ」
クイーン「口に届きましたよ」
モグモグ
キング「旨いな。それにしてもここまでして食う必要はあったんだろうか」
クイーン「先輩。水で火傷を処置した方がいいですよ」
キング「せやな」
蛇口から水を被る大男、キング
クイーンはでからあげクンをつまようじで拾って少しずつ食べる
クイーン「キング先輩、大丈夫かな」
不穏な空気のまま、丸一日の時間が経った
キング「よう。実は俺も、セキュリティ、してたんだぜ。」
クイーン「あの時の先輩の反応って、セキュリティの一環だったんですか??」
突如として雰囲気が黒に包まれる
キング「そうだ。お前の母性を、でからあげクンにするためにな」
クイーン「シリアスになっても余計変態ですからね。警察を呼びます」







「あっ、あっ、正直書く気しねえ!でも背中を押しちゃいますぅ!」
 と、作者が声を掠れさせながら言う。
 作者は退屈凌ぎの様に飛び跳ねている。
 呆れながら、クイーンが「小説の事ですか?」と言うが、作者は言う事を聞いていなかった。
 作者は大理石で出来た床を何度も跳び、慌ただしく話をし出した。
「これを25回繰り返せばワイの小説が書けるんや!わかったか!」
 作者は続ける。
「わかったか!」
 よく分かりませんぅ、と言わんばかりにドン引きするクイーンは、警察を呼んだ。その後、当然の様に警察が来て、作者は捕まった。
 これは昨日の事であった。
 物凄い速さで廊下を走る音がした。音が何時にも増して軽く、調子が良い。何時も調子の良い人だから、更に調子が良いという状況は、地獄絵図に近い。
 ドアを蹴り開ける音がする。
「やあこんにちはみなさん」
 あまりに溌剌な声で、部室は逆に若干静まりかえってしまった。
 挨拶をしたのはジャック。彼は、中学一年生なので、他の学年に比べて元気が良い。跳び蹴りをキングに浴びせる。
「コロコロコミックかお前わ」と、エースが言う。
 キングは折れそうになった首を直しながら「いてえ……正にコロコロコミックだな。コロコロコミックで殴られたような感覚だ」と話す。
 ジャックは、実は中一ではなく、高一なのである。
 エースが突っ込む。「コロコロコミックって鈍器じゃねえから!」
「さすが、コロコロコミックは鈍器じゃなくて枕ですよね」
 とクイーンがエースに同意を求める。
「コロコロコミックは漫画だから!」
 部室のテレビから雑音と共にニュースが流れ出す。
『こんにちはみなさん。ところで、ワイの小説容疑者という極悪犯が捕まりました』
 それを聞いてクイーンは、「?極悪犯という程ではないハズデスガ」と疑問に思う。
『ワイの小説容疑者は大変な物を盗んでいきました……あなたの、心です』
「なんの事やら」
 クイーンは続ける。
「あっ、枕って、股枕の事じゃないですよ?」
「そういう連想するのはお前だけじゃ」とエースは言う。
 そうして、部員達が螺旋階段を一周昇るかの様に、一週間が過ぎた。
 何やらクイーンが部室で大暴れしている。
「何?何?どうしたんだ?デビルメイクライか?」とエースが言う。
「ああ^~~~~、パンツが無いんじゃあ^~~~~」とクイーンが言う。
 どうやらパンツの一つが無くなったらしいのだ。
 大暴れしながらも静かに窃盗疑惑を抱いていた事は、その言動から部員が感じ取っていた。
 部室のテレビが雑音と共にニュース番組へ移る。
『みなさんこんにちは。ワイの小説容疑者に関する報道です』
 「作者捕まったんかい!」と血だらけになったジャックが突っ込みを入れる。
『なんとですね、ワイの小説容疑者は女児の下着を盗んでいました。それで、無期懲役が決定したのです。』
 部員全員がクイーンの方を向く。クイーンは目を吊り目にしながら真ん丸にして緊張し、まるで凍り付いていた。
クイーン、お前幼児用のパンツを……」とキングが言う。
「幼児用下着ショップで陳列されたこのパンツを品定めする時に後ろの店員さんから失笑されたんです。それでも欲しかったから、女性店員二人に笑われながら女児用のパンツをレジで買ったんです。」
 クイーンは続ける。
「スマホで動画も撮られたような気がします。持ち帰ってから包装を開いて、私は泣きました。やはり、大きい苺柄が可愛かったんです」
「ドラマチックにいなしてるけど幼児用パンツを日常で履くのはいかんだろ」と、キングがドン引きする。
「だから、私、取り返しにいきます」

 そうして、部員一行はワイの小説が捕まる刑務所にやってきた。警備員が部員達にパスポートを求めたので、キングがその警備員を殴ったら、警備員が怒ったので、部員一行は全力で刑務所内を逃げた。刑務所内は臨戦態勢なのである。
 パンツを取られたせいか、実に緊張しながらも、パンツを取り返す事だけを目的にしている姿勢である。
高が幼児用のパンツ一枚だが、この女、必死である。
 今日は一段と寒い日だ。刑務所全体にも、部員にも寒さが被っている。

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